院内紹介
医療設備
画像診断、血液検査、皮膚科検査、眼科検査、耳科検査など様々な検査に対応する
医療機器、また最新の手術機械を導入しています。
主要検査機器
CT検査装置
CTとは身体の周囲全方向からX線を照射して体の断層像を得るための装置です。得られた画像を解析し再構成することで3D画像を得ることも可能です。
当院ではCanon社製のマルチスライスCTを導入しています。CT検査ではレントゲン検査や超音波検査で判断がつきにくい頭部、胸部、腹部全部位の軟部組織、骨組織、脊髄病変の詳細な描出が可能です。血管造影検査と組み合わせると病変の局在や広がりをより把握することができるため、的確に手術計画や治療計画を立てることができます。
動物達は動いてしまうため基本的に鎮静や麻酔処置が必要です(おとなしい子、動かない子であれば無麻酔でCT撮影可能な場合もあります)
エコー
最新画像処理技術を搭載しているCanon社製Aplio a Verifia Vを導入しています。
子猫から大型犬まで対応するコンベックス、セクタ、リニアプローブを導入し、動物の体に負担をかけることなく各臓器の動きや内部構造を観察できます。
腹部臓器、心臓以外の肺や関節内部の構造も観察することができ、最新のカラードプラー技術により従来の機種では難しかった微細な血流の評価まで可能です。
デジタルレントゲン撮影装置
Fujifirm社製レントゲンDR装置 CALNEO Smart Vを導入しています。
従来のカセット式CR装置よりも動物の保定時間の大幅な短縮が可能で、また低線量で撮影でき撮影者、動物の被曝も少なく撮影にかかるストレスが少なく検査ができます。
また画像処理能力に優れ極小のレントゲンにおいても高精細なレントゲン画像を得ることが可能です。
内視鏡
Olympus社製の先端部径9mmと5mmの内視鏡を導入しています。
大型犬から小型犬、猫ちゃんの上部消化管、また下部消化管の異物除去や組織生検が可能です。
眼圧計、スリットランプ
手持眼圧計icare TONOVETは眼球表面の点眼麻酔の必要がなく素早く正確に眼圧を測定することができます。緑内障やブドウ膜炎など様々な眼科疾患で変化する眼圧の測定に重宝する機械です。
またポータブルスリットランプ コーワSL-17はコンパクトながらも前眼部の観察やスリット検査、角膜潰瘍の検査に使用するブルーライトも搭載し、角膜全体や局所病変を拡大して観察可能です。
血液検査機器
全血球計算機 Sysmex社PocH-100iV Diffはごく少量の血液で素早く血球計算が可能で白血球百分比も同時に測定できます。
ただし、血液疾患を疑う場合は必ず血液塗抹検査も併用しておこなっています。
また血液生化学検査機器 富士ドライケム700Vは各種生化学検査や電解質、CRP測定などを微量の血液で5検体同時に測定可能で検査結果の説明まで待ち時間の短縮に貢献しています。
動物用血中ホルモン測定機器
最新の血中ホルモン測定機器IMMUNO AU10Vを導入しており甲状腺機能検査や副腎皮質機能検査を院内で迅速に検査可能です。肝機能検査のひとつであるSBAや猫の炎症マーカーであるSAAも測定可能です。
血液凝固検査機器
血液凝固検査機器COAG2NVは血小板数のみではわからない血液の凝固異常を調べることができ、術中、術後の出血リスクの評価をすることが可能です。また肝不全やDICの評価にも有用です。
手術機械
サンダービート・ソニックビート
Olympus社製の高周波焼灼電源装置ESG-400、超音波手術装置USG-400『THUNDERBEAT』『SONICBEAT』を導入しています。
THUNDER BEATは、高周波電流と超音波振動を同時出力することで、血管の封止と切離操作を極めて素早く行うことができるため、出血の軽減、手術時間の短縮により手術/麻酔のリスクをより減らすことが可能です。
当院では不妊手術も含めた軟部外科手術全般で積極的に使用しています。
その他様々な疾患の診断、治療に対応できる医療設備を導入しています。