多様な整形外科疾患対応

整形外科疾患と一言で言っても膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などの先天的な疾患から外的要因から起こる骨折、脱臼、靭帯断裂、またレッグペルテス(大腿骨頭壊死)など様々な疾患群が含まれます。

当院では様々な整形外科疾患に対応できるように日々医療技術を研鑽し、医療機器の導入を行っています。
また当院では対応困難な症例に関しては専門の二次獣医療施設へのご紹介も行っております。

骨折治療

手術実績

橈尺骨骨折/上腕骨骨折/大腿骨骨折/脛骨骨折/顎骨骨折/骨盤骨折

骨折の部位や骨折の種類に合わせて適切な固定法を選択しています。外固定で対応可能な症例はギブス固定とケージレストで治療する場合もあります。
最新の固定法で強固な固定が得られるロッキングプレートシステムを導入しています。極小犬から大型犬まで対応できるように各サイズを揃えています。
なお、当院では対応できない症例は2次診療施設への紹介を行っています。

膝蓋骨脱臼

グレードⅡ以上の膝蓋骨脱臼症例に関して進行する前に手術をお勧めしています。
内側支帯解放、滑車溝造溝術、関節包縫縮、ラテラルスーチャー法など様々な術法を脱臼の重症度により計画して組み合わせて行います。
ただし脱臼のグレードが高く骨の変形が重度の場合は2次診療施設への紹介をいたします。

大腿骨頭切除術

若齢の小型犬に見られるレッグペルテス病(大腿骨頭壊死)に対して内科治療に反応せず、痛みが長引く場合は大腿骨頭切除術を実施しています。
また、股関節脱臼を繰り返す症例に対して体格や状況に応じて大腿骨頭切除術をご提案する場合もあります。

前十字靭帯断裂

種子骨と脛骨を締結するラテラルスーチャー法により整復しています。
骨を切断したり特殊なプレートも用いないため医療材料費も多くなく手術時間も早く終わります。
ただし適用外もありますので動物の体格、重症度によっては2次病院への紹介も行っています。

このほかにも様々な整形外科疾患治療に対応しています。
まずはお気軽にご相談ください!