子犬のしつけ | 予防診療 | さくま動物医療センター／熊本の犬・猫の診療

ワンちゃんの社会化期
教えることの大切さ

子犬の時期は、性格形成やしつけにとっていちばん大切な時期です。生後3週齢から16週齢頃のワンちゃんは感覚器や運動機能が急速に発達する時期で、ワンちゃんの社会化期と言われています。

この時期に様々な人間や動物との触れ合う機会をもつことで、人間に対する社会性や他のワンちゃんとの社会性が育ちます。また、人間社会で生活する中で遭遇する様々な刺激（音やモノ、場所など）を体験させることで社会に対する順応能力が増していきます。

逆に、この時期に他のワンちゃんや人間と触れ合う機会がなく社会化ができていないと、成犬になってから他のワンちゃんや人とうまくコミュニケーションが取れなかったり、外の世界を怖がる臆病な子になってしまう可能性があります。

また、多くのことを吸収して学ぶ大切な時期なので、いい行動はもちろん、しつけの仕方を間違えると、やって欲しくない行動まで覚えてしまいます。一度習慣づいたものを止めさせることはとっても大変です。大切なこの時期に、人間社会で一緒に生きていくワンちゃんたちに、してほしいこと、して欲しくないことを飼い主さんが教えてあげましょう。これから一緒に暮らしていくワンちゃんと楽しい生活が送れるように、当院ではパピーパーティーを開催しています。

子犬に社会性を教える教室
パピーパーティー

パピーパーティーとは、他のワンちゃんや飼い主さんたちと交流することによって、子犬が社会性を身につけることを目的とした場です。
しつけにおいての犬の学習の仕組みや社会化、おうちでできるトレーニングなどを解説しながら、実際にワンちゃんと触れ合っていきます。パピーパーティーでは、犬の困った行動を直すのではなくて、将来そのような行動をしないように予防する方法を学んでいきます。
ワンちゃんが成犬になってからの生活をより豊かに、そして飼い主さんと沢山楽しい時間を過ごすためにもパピーパーティーへの参加をお勧めいたします。

初めて子犬を飼う方、子犬のしつけで分からないことがあり戸惑っている方、同じくらいの月齢の子犬と交流させたい方、ワンちゃんとご家族と楽しく有意義な時間を過ごしましょう。