梅雨も明け、本格的に夏らしい気候になってきましたね。これからの時期、注意をしないといけないのが【熱中症】です。
今日は熱中症についてお話しします。

熱中症は高温多湿の環境で、高体温と脱水状態になってしまうことによって起こる疾患です。
熱中症で体が高体温になってしまうと、全身の臓器の機能が障害を受けてしまいます。
症状としてはパンティングや粘膜の充血、重篤化すると嘔吐、下痢、よだれが多くなる、意識消失、発作などが出てくることがあります。

熱中症が原因で受診するワンちゃんの死亡率は約50%で多くは24時間以内に亡くなるとされています。
フレンチブルドックなどの短頭種や、肥満の子、呼吸器疾患を持っている子などは特に熱中症を起こしやすいため注意が必要です。

日中ご自宅でお留守番しているワンちゃんも多いと思いますが、その際はエアコンを使うなど温度管理はしっかりしてあげましょう。少し暑いけど、まあ大丈夫でしょ!と油断をすると本当に怖い疾患です。
もしも暑い部屋にいて、元気がない、ぐったりしているなどあればすぐに受診をしてください。
温度管理をきっちりして快適な夏を過ごしましょう。

海ちゃん
こんな風に首に冷却剤を巻いてあげるのもいいですね。これは小さい保冷剤をペットシーツで巻いただけですが、おしゃれなものもたくさん販売されているようなのでぜひ見てみて下さいね!

それともう一つ。
皆様にご報告がございます。
最近当院に来られた方、勤務表をご覧になった方はお気づきかと思いますが、この度新しい命を授かりました。それに伴い8月3日より産休・育休をいただきます。患者様におめでとう、先生もお大事にね!とお気遣いいただいたりと本当にありがたく思っております。

1年と少し、診療から離れることになりますが元気な赤ちゃんを産んで、また戻って参りますのでよろしくお願いいたします!

前田