こんにちは!獣医師の藤田です。

9月になりましたがまだまだ暑い日が続いて気が滅入りそうですね🥵

わんちゃんねこちゃんの健康を気にしなければいけないのに、油断したら自分自身が夏バテで体調を崩しそうで、獣医師の不養生にならないようにしないとです😅

夏らしいことということで、お盆の間に実家大分の安心院というところで両親と兄姉夫妻、甥っ子たちとグランピングをしてきました!


兄姉は県外にいるため1年ぶりに会いましたが、そこで驚かされたのが甥っ子たちの成長スピードです。長男の子は立派なお兄ちゃんポジションになっていたり、この前までははいはい歩きだったのに元気に走り回っていたり、時計をみて時間がわかるようになっていたり、年に1、2回しか会えないですがその度に驚かされています😳実家の犬とも一緒に遊んでくれて嬉しいです。

さて、何かとイベントが多い夏ですが、美味しい匂いに誘われてわんちゃん達も集まって来ますね。
しかし、私たちが食べるものにはわんちゃん達が食べると中毒を起こしてしまうものがたくさんあります🙅‍♂️いくつか代表例をおさらいしておきましょう!

  • タマネギ:
    タマネギによる中毒では主に貧血を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。症状としては、嘔吐、血尿、黄疸、下痢などがみられます。ほんのわずかなタマネギでも中毒を起こし、過熱したタマネギが含まれる汁物やニラ、ニンニク、ネギ類なども貧血を起こす成分を含んでいます。バーベキューなどで要注意ですね。
  • チョコレート:
    カカオを含むチョコレートに含まれているテオブロミンが原因で起きる中毒で、食後4時間ほどで発症し、無治療ですと数日間後に突然死亡してしまう場合もあります。症状は、嘔吐、不整脈、下痢、からだの震え、発熱、けいれん、興奮状態などです。チョコレート以外にもコーラやお茶にもテオブロミンが含まれていますので注意しましょう。
  • ぶどう・レーズン:
    症状としては、嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、重度の場合は急性腎障害を起こして死に至ることもあります。お菓子やパン、ワインなどでも中毒を起こしますので注意しましょう。

中毒症状を引き起こす摂取量は様々で、ほんのわずかな量でも亡くなる場合があります。
誤って食べてしまった場合、病院では催吐処置といって症状が出る前に吐かせることで中毒を防ぐことができます。時間との勝負になりますので、誤って食べてしまった場合は早めに病院を受診しましょう!