こんにちは。事務の佐久間より子です。

今年も最後の月となりました。早いですね。この1年、特に前半は色々な出来事があった気もしますが、振り返れば比較的穏やかに過ぎたように思います。

今日は我が家の猫で、元病院猫だったじーちゃんをご紹介させていただきます。

じーちゃん

じーちゃん(本名ジーコ)は、推定年齢20歳程のおじいちゃん猫です。若くはない野良猫風の猫が、父である初代院長の目の前で交通事故に遭ったことがきっかけで「ジーコ」と名付けられ、当院で引き取ることになりました。(家族では「うちに来るためにわざと事故に遭った『当たり屋』だ」と言っています。)

事故から回復して元気になり、里親を探そうとした矢先に痙攣を起こしました。この状態では里親には出せないと、当院で飼うことに決まり、それから十数年間、病院猫として過ごしました。(その後は1度も痙攣を起こすこともなく、「これも演技だったのでは!」と言っています。笑)そして2021年、病院を全面改装する際、じーちゃんの部屋を確保するのが難しくなり、年齢のことも考えて自宅で引き取ることになりました。

自宅にはすでに2匹の猫がいましたが、じーちゃんは誰にも動じることなく、お年寄りながら強い性格を発揮。案の定、甘えん坊でおっとりした性格のウルマをいじめ、気の強いお嬢様ティーダとは犬猿の仲に。そしてじーちゃんが家に来てからというもの、運動機能やバランス感覚が衰えつつも体重だけはしっかりあるので、家中のガラスや陶器類にぶつかって壊す日々が続いています……。

じーちゃんを語る上で欠かせないのが「食い意地」です!
朝5時には「メシはまだかぁ~」と大声で起こしに来ます。自分のご飯を平らげた後でも、「わしゃ食っちゃおらん」と他の子のご飯を狙いに行きます。人間の食べ物も隙あらば狙って、台所周りをうろついているのが日常です。我が家の犬猫亀の中で最年長ながら、一番の食いしん坊です。

その旺盛な食欲のおかげか、じーちゃんは今でも元気いっぱいです。ウルマとティーダ(共に11歳)は腎不全や糖尿病の治療で毎日投薬が必要ですが、推定20歳のじーちゃんは少々ぼけているものの、健康診断ではコレステロールと腎臓の値が若干高い程度と言われたぐらいです。2年前、自宅に迎えてすぐにお腹が異様に大きく感じ、「腹水かも!?」と心配して検査したところ、「ただの脂肪です」と言われました。(笑)そして、今年になって少し痩せたかと思えば、単に肉が垂れてきただけで、体重は変わっていませんでした。(笑)う~ん、じーちゃん、やっぱり元気!

そんなじーちゃんですが、若い頃は病院でしっかり働いてくれました。他の動物に対しては強気ながら、人間には甘えん坊で、どんなことをされても怒りません。そのため、診察にきた猫ちゃんが輸血を必要とした際には大人しく供血猫として採血され、スタッフの研修では保定の練習台となり、何の文句も言わずに協力してくれていました。この病院は本当にじーちゃんに助けられてきたと思います。感謝!

今はよく食べ、よく寝、よく遊び、ウルマとは寄り添って寝る仲となり、犬の海ちゃん(3歳)ともよくケンカ(遊び?)して、充実した隠居生活を送れているのかと思います。このまま30歳を目指して元気に長生きしてほしいです🎵

3匹仲良し??