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スタッフブログ:目指せ!こねここいぬ教育アドバイザー!
こんにちは。事務長の佐久間より子です。
このたび、JAHA(公益社団法人 日本動物病院協会)の「こいぬこねこ教育アドバイザー養成講座 実践コース」を無事修了いたしました!!

昨年よりベーシックコースを受講し、さらに理解を深めたいと実践コースに進み、6月から9月までの4か月間、神戸のワンちゃんの学校「イン・クローバー」にて、子犬や子猫の社会化やしつけ、飼い主さまへの伝え方を、全国の受講生と一緒に実践的に学んできました。
そして、学んだことを活かし、先月から当院のパピーパーティーも担当しています。パピーパーティーでは、子犬が人間社会で安心して暮らせるように、社会化やハンドリング、コミュニケーション等を飼い主さまと一緒に楽しく練習しています。
子犬にとって当たり前の行動が、人間社会では困りごとになることは少なくありません。ですが、子犬期は新しい環境に柔軟に適応しやすく、楽しみながら多くのことを吸収できる大切な期間です。まずは運動、遊び、安心して休める場所、家族とのふれあいといった「犬として必要なニーズ」を満たすことが、しつけを成功させる土台になります。
社会化では、初めて出会う人や音、場所などに少しずつ慣れる練習をします。楽しい経験を積み重ねることで、知らない人を怖がらなくなったり、動物病院で落ち着いて過ごせたりと、のびのびと生活できるようになります。社会化は成犬になってからでは難しいため、子犬の時期に始めることがとても大切です。

ハンドリングでは、体を触られる練習を行います。爪切りや耳掃除などの日常のお手入れはもちろん、将来の通院や介護の場面でも、体に触れられることに慣れているかどうかでストレスが大きく変わります。おやつを使いながら、触られると「いいことがある!」と感じてもらうことで、スムーズに受け入れてくれるようになります。
さらに、飼い主さまとの「コミュニケーション」も大切なテーマです。子犬は遊びの中で、エネルギーを発散しながら社会性を育んでいきます。名前を呼ばれて飼い主さんを見るアイコンタクトをはじめ、「おすわり」「おいで」などの基本的な合図を、楽しく遊びの中で覚えていくことができれば、問題行動の予防にもつながります。また、パピーパーティーでは排せつや甘噛みなど、日常でよくあるお悩みについても一緒に考えていきます。
子犬の時期は一生に一度。その短い時期にどんな経験をするかで、その後の暮らしが大きく変わります。飼い主さまと子犬がより良い関係を築けるようしっかりサポートいたします。子犬育てで不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
次回の開催は 11月16日(日) です。ご参加を希望の方は、受付またはお電話でご予約をお願いいたします。
また、来年1月からは、月1回開催のパピーパーティーを「月2回・全4回の連続講座 パピークラス」へとパワーアップさせる予定です。単発での参加も可能です。詳細が決まり次第、当院のHPやSNSでお知らせいたします。どうぞお楽しみに!🐾